ヨガマット工場の経営者が教えるヨガマットの選び方

 

ヨガマットはヨガを行う際の必需品ですが、いざ選ぶとなるとかなり迷われると思います。ここでは、現存する全素材を横比較できるよう、ヨガマット工場の経営者が各素材の違いをわかりやすく伝えようと思います。弊社では全素材を扱っており、ヨガマットをお選びの際のご参考となればと思います。

ページ上部にヨガマット素材別一覧表と、ページ下部には各素材についての解説を載せています。ヨガマット工場としての長年の経験を皆様に共有できれば幸いです(麻やコルク素材のヨガマットも扱っておりますが、一般的ではないためここでは省略しております)。なお、個人差がある点についてはご了承ください。

 

<ヨガマット素材別一覧表>
<ヨガマットの各素材の解説>
<結局どのヨガマットがおすすめ?>

 

<ヨガマット素材別一覧表>

・各項目での横比較ができるよう、(良い)☆ ◎ 〇 △ ×(悪い)の5段階で各素材を評価しています。

 

<ヨガマットの各素材の解説>

(1) PVC(正式名称:ポリ塩化ビニル)

弊社のLayalaブランドではSIFRシリーズに該当します。

PVCは他素材のヨガマットよりもお手頃で、ヨガマットとしては世界中で最も普及している素材です。ヨガ教室の共有マットとして使用されるケースが多いです。ヨガを始めたい方、または、衛生面で他人と同じヨガマットを共有したくない方は、最初の一枚としてとりあえずPVC素材のヨガマットをお選びいただくのが良いかと思います。小売価格は約2,000円前後で、どの工場製・ブランド製でも同じようにお使いいただけます。PER(ポリマー環境樹脂)もPVC区分に入ります。PVCの性能はお手頃なお値段通りなものになります。特有のゴムの匂いがあり、汗や水分を吸収するため、毎日ヨガをされる場合であれば、約半年程度で買い替え時を迎えます。また、個人差がありますが、触ると少しベタつく感触があります。持ち運びは4mmで約1.3kgのため、重く感じる方もいらっしゃいます。プラスチックの一種で、リサイクル不可で環境に優しくないため、近年ではTPE人気が高まっているが、まだまだ主流であることは間違いないありません。表面加工されたデザイン性の高いPVCも増えてきております。

 

(2) TPE(正式名称:熱可塑性エストラマー)

弊社のLayalaブランドではECOシリーズに該当します。

初心者から上級者まで幅広く好まれているのがTPE素材のヨガマットです。近年では人気がどんどん高まっており、リサイクル可能のため環境にも優しく、現代的なオシャレマットとしての立ち位置を確立しています。お手頃なPVCと比較するとお値段は少し高く、市販価格で約4,000円ですが、衛生面と耐久性を考慮すれば、TPEの方がPVCよりもはるかに優れています。TPEには特有のゴムの匂いがありません。また、汗や水分を吸収しないため、水洗いが可能であり、簡単なお手入れでヨガマットの清潔さを長期間保つことができます。買い換え期間としては1-2年間をお薦めしております。また、ヨガマット表面にオリジナルデザインをプリントすることも可能であり、オシャレさも兼ね備えております。Layalaブランドではレッドローズをはじめとするデザインマットのラインナップもどんどん増やす予定です。さらに、TPE素材は全素材の中で最も軽く、軽さとグリップを両立しております。その中でも、LayalaブランドのECOシリーズはとにかく軽く、4mmのシングルレイヤーのTPEが約700g前後で、女性の方でも楽々持ち運べます。TPEは加熱すると柔らかくなり、冷却するとゴム状に戻るというプラスチックとゴムの中間の特殊の性質を持っているため、ヨガマットの素材としては非常に適しています。

 

(3) PU(正式名称:ポリウレタン+天然ゴム)

弊社のLayalaブランドではPROシリーズに該当します。

ヨガインストラクターや毎日ヨガをされる方に好まれており、中級者及び上級者向けのヨガマットです。グリップ力と耐久性は群を抜いており、お値段の恥じない一枚となっております。市販価格は約11,000円前後であり、一度お選びいただければ、5-6年間+αはご使用いただけます。LayalaブランドのPUヨガマットはとにかくグリップ力と安定感が評判です。実際に有名なインストラクター方々にテストいただいており、長年使用した中で一番グリップ性が高いとコメントをいただいております。表面はPU素材、裏面は天然ゴム素材でできており、匂いはほぼ無臭です。また、リバーシブル仕様になっており、ヨガのスタイルによって変更も可能です。最新の技術ではレーザー彫りでのデザインが可能となり、オシャレさの面でも世界中から注目を集めています。Layalaブランドでもデザインマットのラインナップを増やしていく予定です。重量については、ブラックマットよりは少し軽いですが、ただ非常に重いヨガマットなため、持ち運びよりも、自宅でご使用するか、ヨガ教室に預けるかが良いかと思います。

 

(4) HPCV(正式名称:高密度ポリ塩化ビニル)

弊社のLayalaブランドではPROシリーズに該当します。2018年入荷予定。

いわゆるブラックマットです。ヨガインストラクターや毎日ヨガをされる方に好まれており、中級者及び上級者向けのヨガマットです。PVCの密度を高くした素材であり、PU素材と同様、グリップと耐久性に非常に優れています。Layalaブランドとしては、同等の性能でコストパフォーマンスがより良い、PUヨガマットのブラックをおすすめしております。

 

(5) NBR(正式名称:ニトリルゴム)

NBR素材はゴムでできているため、匂いが比較的に強いです。性能はPVCと同等であるが、ヨガよりもピラティスでよく使用される素材です。弊社工場でも8mm以上からしか製造しておらず、ピラティス用として認識しているため、ヨガブランドであるLayalaのラインナップから外しております。NBRをお選びいただくよりも、よりお手頃なPVCか性能で優れているTPEが良いかと思います。

 

(6) EVA(正式名称:エチレン酢酸ビニルコポリマー)

弊社工場では製造停止しております。耐久性が低く、性能もPVCの方が優れています。EVAをお選びいただくよりも、よりお手頃なPVCか性能で優れているTPEが良いかと思います。

 

<結局どのヨガマットがおすすめ?>

各素材のヨガマットを解説してきましたが、初心者にはTPE素材(LayalaブランドであればECOシリーズ)、中級者・上級者にはPU素材(LayalaブランドであればPROシリーズ)がおすすめです。

自分に合う素材のヨガマットを選択することで、ヨガを続けるモチベージョンにもつながり、ケガ防止対策にもなります。ぜひ、お選びの際にはご参考にいただければと思います。また、ヨガのスタイルによって厚さを増やしていくことはあると思いますが、4mmが最もスタンダードです。なお、ここで紹介した各素材の特徴については、弊社工場の経験に基づいて点、ご理解ください。